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最近のトピックス
コンサル業界は業績絶好調
こんにちは。Harukiです。
最近コンサルティング業界が非常に元気です。
PwC、2017年度の営業総収益は7%増の377億米ドルに
参考:https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/pwc-fy2017-global-revenues171017.html
米アクセンチュアの2017年通期決算は前年比7%増の349億ドル
参考:https://consulnews.jp/2017/09/29/accenture-fullyear-fiscalresults/
デロイトトーマツコンサルティング 年俸釣り上げ、3年で社員倍増!海外&東電炎上PJT好調につき「まだ採用増やす」
参考:http://www.mynewsjapan.com/reports/2040
日本のコンサルティングファームの場合、上場している「ドリームインキュベーター」や「山田ビジネスコンサルティング」以外は業績を正確に把握するのは、難しいです。
ただし、上記のようにBIG4(デロイト、PWC,KPMG、EY)やアクセンチュアに関しては、米国等で上場しており、各社に業績推移を把握することができます。
結論としては、各社すこぶる好調です。
勿論各社ごとに業績好調の要因は少しづつ異なりますが(例えば、DTCやPWCは純粋にコンサルの売上が増えていますが、アクセンチュアはアウトソーシングといわれる部門が非常に
伸びております)、こと「日本」というコンサル市場だけに限っていえば、
・日本企業の業績好調→過去の実績もあり、コンサルを使うことの「ROI(投資対効果)」の観点から見ても、コンサル使用に抵抗感がない→コンサルに仕事を依頼
という流れが続いております。その中でも等に業績がよいのは、「戦略」・「総合」・「IT」の3つのファームになります。
戦略コンサルティング
└戦略コンサルティングは、主に以下要因で、各クライアントからの引き合いが激増しており、業績が好調です。
①主なコンサル先である「東証一部上場企業の役員」が、海外の収益を取り込む目的で事業投資を増やし、戦略コンサルの知恵を借りたがっている
②戦略コンサルの助言を聞いて成功したことが増えていることもあり、社内から上記のような重要な意思決定への支援を求められることが増えた
③大企業での重要な意思決定において「あのBCGがいっているから大丈夫」・「あのベインが言っているから大丈夫」とのいうような。第三者から戦略のお墨付きを欲しい場合に、
うまく戦略コンを活用するケースが増えてきた
④高級派遣業とのしての、コンサルの活用に大企業の役員が慣れた
総合系ファーム
①戦略立案だけでなく、その実行まで組織としてコミットすることができる総合系ファームへの依頼が増えた。*現在、純粋な戦略立案のみで満足するクライアントは減っている
②実行領域(インプリ)の際に、ITを絡めた業務支援をするケースが劇的に増えた。特に最近の著しい例で行くと、「SAP」「EBS」等の業務改善が可能なパッケージコンサル
③戦略コンサル同様、コンサルファームを利用することに抵抗がなくなり、難易度が高すぎない案件を単価が閃絡コンサルより少しやすい総合系ファームに委託するケースが増えた
IT系コンサルティングファーム
①ITニーズが高まるものの、案件がきちっと固まっていないプロジェクトが増えたこともあり、SIerではなく柔軟に諸々対応できるIT系ファームへの依頼が増えている
②コンサル使用に抵抗感がなくなるものの、予算が内ときに依頼する対象としてITコンサルが認識されてきた
また、IDCが以下のようなコンサルティング市場の市場推移を記載しております。
・国内コンサルティングサービス市場は2016年~2021年の年間平均成長率 3.9%で成長し、2016年の6,792億円から、
2021年には8,238億円に・国内ビジネスコンサルティング市場は2016年に前年比7.0%増の3,625億円に拡大・企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援
がビジネス課題の全領域に浸透。「デジタル関連」コンサルティング市場は2016年に前年比40.3%増の1,200億円に
参考:https://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20170522Apr.html
デジタル関連のコンサル領域はなんと、CAGR(年平均成長率)が約23%と非常に好調であり、今後上記の中では「総合系ファーム」や「IT系コンサルファーム」が行っている
デジタル系のコンサルが更に活性化することが予想されます。