ベイカレントの社長交代の裏側
こんにちは。HARUKIです。
今日は、本ブログで興味を持つ方が多い「ベイカレントの社長交代の裏側」について解説しようと思います。
業界では悪名高い「元社長の萩平和巳氏」がとった筋の良くない戦略
ベイカレントの元社長の萩平氏。
三菱商事→マッキンゼー→ベイカレントの社長、と華々しい経歴を辿っています。
そして、ベイカレントの社長になってとった戦略は、
・収益効率の良い「高単価のクライアント・高額のフィーを払ってくれるクライアント」のみ対応をして、今まで金払いのよくなかった「クライアント」との契約を打ち切る
という、高単価路線。
確かに頭でっかちな戦略家が考えそうなことですねw
しかし、この戦略いわゆる「絵に描いた餅」でよくある代表的な失敗でした。
それは
・現場に違和感があり、この戦略に賛同できず、短期的な戦略シフト時に発生するペインに耐えきれず、元の戦略に戻りたがった
ということです。
これは本当によくある話です。
実は、HARUKIも戦略自体はそこまで大きく間違っていないと思います。
パレートの法則に代表されるように、顧客の2割が80%の収益を産みます。
ただし、目の前のクライアントに対して常に価値を発揮するように言われている現場からすれば、「For The Client」という名目で日々働いているにも関わらず、目の前のクライアントにお茶をかけるようにことは相当違和感があります。
しかもそれを戦略だからやれと、人格的に問題があったと言われている社長がやるにはかなりいまいちです。
この人、おそらく経歴だけでベイカレントの役員になれたラッキなー人で、実力はまだなかったんでしょう。
また、初めは効率の悪い新規顧客ですが、いずれリピートを繰り返し、慣れてくると手間もかからないので、非常に効率的なクライアントになることもあります。
人望もあつい阿部さんが旧来の戦略に戻し、大成功
ということで、急遽クライアントや社内でも人望がある「阿部さん」が社長になり、元の戦略に戻しました。
結果は大成功。
無事、顧客も戻り業績も回復、
もともと社内人望が強かった阿部さんの求心力がさらに増しました。
株価も右肩上がりで期待しています。